今年読んだ本リスト

チルドレン (講談社文庫)

チルドレン (講談社文庫)

1.ショートストーリーになってて、空き時間に読みやすい。ほろりともくる。伊坂幸太郎と言えば『ゴールデンスランパー』を読もうと思う。映画の主題歌は斉藤和義だしね。
夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

2.文章が綺麗。電気ブラン飲みたくなった。それにしても主人公が可愛い。こういう奇怪な女の子は愛らしいよね。
はじめは中古のBMWに乗りなさい リスクを取る貯蓄・投資が人生を豊かにする

はじめは中古のBMWに乗りなさい リスクを取る貯蓄・投資が人生を豊かにする

3.面白かった。後に出てるくる『金持ち父さん』シリーズと併せて読むといいかも。でも、それと違うのは20代に向けて書かれているので、手持ち現金を減らす危険なども書いてあってイイ。読んでないけど、「個人では資産を持たないようにしよう」的なことを説いた本と一緒に読むと尚良し。
食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書)

食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書)

4・5.内容忘れた。タイトルのネタはすぐわかってしまったけれど。でも、面白かったような気がする。
不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)

不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)

6.面白かった。社員のタコ壷化の話は面白い。情報共有は大事だね。最近、解決編のような新書を出したようなのでそちらも読みたい。
上司は思いつきでものを言う (集英社新書)

上司は思いつきでものを言う (集英社新書)

7.うーむ。買わなくてもイイんじゃない。酒のつまみに読むならイイかもね。8.appleが少し嫌いになった。何この頭狂った人。
初恋 (光文社古典新訳文庫)

初恋 (光文社古典新訳文庫)

9.辛すぎるね。このモヤモヤをどうしてくれよう。
不透明な時代を見抜く「統計思考力」

不透明な時代を見抜く「統計思考力」

10.なぜ統計数字が大切かを説いた本。このあたりの本は谷岡本とか色々あるけれど、ここからもう一歩先の統計本は急激に難しくなって、中間の橋渡しの統計本が無い。早く出ないかな。
ジュリアス・シーザー (光文社古典新訳文庫)

ジュリアス・シーザー (光文社古典新訳文庫)

11.権力をどう操るか。本当に力がある奴よりも口がうまい奴なのかな。なんか情報化時代に考えさせられる内容になってると思う。
この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)

12.面白かった。身も蓋もない。生きていくために「カネ」を稼ぐ。金がない周りが不幸になっている割合が高いことを実例を挙げて書いてある。「貧乏でも幸せ」なんてきれいごとじゃなく、「お金があれば防げた不幸せ」があるんだよって強く響いた。
減らす技術 The Power of LESS

減らす技術 The Power of LESS

13.最近増えたよね。勝間本も本田本も。言うことはひとつ。自己啓発本のエッセンスは一言で言えば「選択と集中」。わかっちゃいるけど、やめられない♪
企画脳 (PHP文庫)

企画脳 (PHP文庫)

14.期待しすぎたかな。ちょこちょこ面白い話はあった。
超三流主義

超三流主義

15.もう下衆。笑けるくらい下衆。でもいいわー、これ。高級ホテルで無料のものを持ち帰って、高級感出すとかね、もうね。この著者がJ-WAVEネットラジオのPLATONにも出てたけどすごい面白かった。ただ、実用的なのは「安い時期一覧表」。これ良かった。でも、これ真似しても、三流にしかなれない気がする。理由は下のお金本が並んでいるところで書く。16.ほんとにざっくり。復習とかとっかかりにはいいかも。
1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 2

1Q84 BOOK 2

17・18.「想っているだけで、生きていける」ってすごいよね。でも、その感覚って普遍性がかなりあるんじゃないかって、読み終わったと想った。天吾と青豆ほどではなくても、離別や死別ってのは人生の中においてたくさんある。自分の中にもそういう感覚は決して小さくない。すごく勇気をもらった。たぶん読み方としては間違ってるだろうけど。
国語 算数 理科 しごと―子どもと話そう「働くことの意味と価値」

国語 算数 理科 しごと―子どもと話そう「働くことの意味と価値」

19.そんな絶賛するほど面白いか?大人が読んで、これ子供に読ませたいって思ってるだけじゃないの?でも、子供はそんな楽しく読まないと思うよ。でも、約束を守ることは大事。人の価値は信用で決まるんじゃないかって最近考えている。
新装版 レモンをお金にかえる法

新装版 レモンをお金にかえる法

新装版 続・レモンをお金にかえる法

新装版 続・レモンをお金にかえる法

20・21.上はミクロ。下はマクロ。すぐ読めるんだけど、経済の仕組みがすごくシンプルに書いてある絵本。目からウロコになるので一読を。
なまけもののあなたがうまくいく57の法則

なまけもののあなたがうまくいく57の法則

面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則

面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則

22・23.どっちかで読むのはいいけれど、どっちかは必ず読んだ方がイイと思う。本田さんは一言力があるね。正直、目次だけでエッセンスが詰まっている。その目次はスティッキーズでデスクトップに貼付けてあります。
6TEEN

6TEEN

24.4teenの子供達が成長したあとの話。4teen読んだ時、自分は高校生だった。その記憶と結びついて懐かしかった。月島また行きたい!
得する生活―お金持ちになる人の考え方

得する生活―お金持ちになる人の考え方

25.橘さんが初々しくて、毒気があまりない。でも、マネー本としてしっかりとした作りです。少し時代が変わったところもあるけれど。
金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント

金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント

金持ち父さんの投資ガイド 入門編―投資力をつける16のレッスン

金持ち父さんの投資ガイド 入門編―投資力をつける16のレッスン

金持ち父さんの投資ガイド 上級編―起業家精神から富が生まれる

金持ち父さんの投資ガイド 上級編―起業家精神から富が生まれる

26・27・28「金持ち父さん」シリーズって、すごい自己啓発だよね。「やろう!」と思うんだけれど、何したらイイか分かんない。ビジネスオーナーになること?まずは、税務と財務について学ぼうと思いました。
怠惰を手に入れる方法

怠惰を手に入れる方法

29.まあ息抜きです。
小春日和 (集英社文庫)

小春日和 (集英社文庫)

30.かわいらしい双子の話。こういう本見ると、子供いいなって思う。女の子限定だけども。
池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」

池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」

31.すごくオススメ。わかりやすいわ。資本論1を解説してるんだけど、すごくいい。
てるてる坊主の照子さん〈上〉 (新潮文庫)

てるてる坊主の照子さん〈上〉 (新潮文庫)

てるてる坊主の照子さん〈中〉 (新潮文庫)

てるてる坊主の照子さん〈中〉 (新潮文庫)

てるてる坊主の照子さん〈下〉 (新潮文庫)

てるてる坊主の照子さん〈下〉 (新潮文庫)

32・33・34.照子さんの教育には納得いかない部分はたくさんあるけれど、これもまた子供が可愛らしい。舞台が大阪っていうのもあってニヤニヤしてしまう。冬子みたいな女の子を育てたい。可愛らしいわあ。
自由をつくる 自在に生きる (集英社新書)

自由をつくる 自在に生きる (集英社新書)

35.森博嗣的「(己おいて)自由とはなにか」。完全同意。妬み率99%。考えに考えること、リスクを背負うことが自由への道。そんなわけで、リスクを背負うことを決めようとしている人間がいます。でも、もうちょっと勉強しなくちゃ。今も自由度は高いんだけどね。ただ、会社に縛り付けられてるので、その状況を打破したい。
ハタチの原点―仕事、恋愛、家族のこれから (双書Zero)

ハタチの原点―仕事、恋愛、家族のこれから (双書Zero)

36.すごくいい。読み合わせとしては城さんの「3年で辞めるのか」と「どこへ行ったのか」を読んで欲しい。あと、『ニートって言うな』とか『高学歴ワーキングプア』とか『仕事の中の曖昧な不安』とかもオススメ。日本を変えよう!己のために!
ヴェニスの商人 (光文社古典新訳文庫)

ヴェニスの商人 (光文社古典新訳文庫)

37.忘れた。走れメロス的な話?東インド会社的な話?忘れた。
男おひとりさま道

男おひとりさま道

38.女おひとりさまより男おひとりさまの方が難しいって言う話。誰かに看取ってもらえると思ったら大間違いだぞと警告されて「ヒッ」ってなった。いろんな縁を築くことが大切だなあと思った。どうしても、社縁と血縁になりがちだからね。
本田流 しりあがり的 額に汗する幸福論

本田流 しりあがり的 額に汗する幸福論

39.面白い。しりあがりさんのセンスはさすが。Vジャンプで読んでたときは、コーナー早く潰れればいいのにとハガキを送っていたけれど、大人になるにつれセンスがわかってくる。そして本田さんとのコラボ。この本はお薬です。ただ、野球の喩えとかは鬱陶しかった。
世界一受けたいお金の授業

世界一受けたいお金の授業

お金の教養ーみんなが知らないお金の「仕組み」

お金の教養ーみんなが知らないお金の「仕組み」

20代のいま、やっておくべきお金のこと

20代のいま、やっておくべきお金のこと

お金の才能

お金の才能

年収200万円からの貯金生活宣言

年収200万円からの貯金生活宣言

お金の地図ーー先の見えない時代を生き抜くお金の基本

お金の地図ーー先の見えない時代を生き抜くお金の基本

40・41・42・43・44・45.マネー本地帯。マネー本のエッセンスはほぼひとつ。「固定費を減らせ」。でもさ、マネー本ってほとんど節約術で、どうなの?ずっと我慢し続けろって話なの?三流の話をここで回収するけれど、マネー本を読むと未来が見える。でも、見えすぎて暗くなる。絶対、三流止まりだもん。早く気付けって話か?納得いかねえなあ。個人的には『200万円生活』or泉さんの著作がオススメ。まあ、これも「選択と集中なんだろうね」。
14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に

14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に

46.初めての宮台本。正直、思想とかに嫌気がさしていたので宮台本を避けていたのですが、タイトルに引かれ読んでしまった。内容も最近の日本の変化を話してて面白かったけれど、あとがきが面白かった。宮台本をもっと読んでみようと思ったけれど、まだ全然読んでない。
45分でわかる! 14歳からの世界金融危機 (45 MINUTES SERIES 1)

45分でわかる! 14歳からの世界金融危機 (45 MINUTES SERIES 1)

47.わかりやすい。とにかくすぐ読めるので、読んでみて欲しい。
3週間続ければ一生が変わる―あなたを変える101の英知

3週間続ければ一生が変わる―あなたを変える101の英知

48.タイトルに釣られた。ムカつく。たしかにエッセンスは散らばってるんだけど、今の自分にソローの『森の生活』いいよねって言う奴は本当にムカつく。それは都市部にいるから、そう思うのであって、マジで何にも無い。その何も無いところで、「自分」を見いだして何の「意味」がある?かつての自分を呪いたい。


えー、48冊。もっと読んでるはずだぞ。途中で投げ捨てた本とか漫画含めればもっともっと多いんですが。読んだと言える本だけ集めると48冊だそうです。

chaki0ひとり大忘年会2009(2009年編)

 さあ、今年を振り返りたいと思います。縛りとして2009年にリリースされたものに限定しています。縛りを外したものは、また今度更新します。
 それぞれの感想を書こうと思ったのですが、長過ぎるのでタイトルにリンクを張りました(予定)。ここは一覧としてお使いください。

まず今年の漢字は正式には「新」ですが、chaki0としては「悔」を推したいと思います。「後悔」、「悔恨」、「お悔やみ」、「懺悔」の「悔」。

  • 今年の本

まずは小説部門。

1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 1

今年出た小説のNo.1は『1Q84』。しかし、今年出た小説は4冊くらいしか読んでない。

次に一般書部門。

ハタチの原点―仕事、恋愛、家族のこれから (双書Zero)

ハタチの原点―仕事、恋愛、家族のこれから (双書Zero)

一般書はそれほど読んでないな。池上彰さんの本やよりみちパンセの本も推したかったんだけれど、この本が売れて日本が変わるといいなと思い、この本を推しました。

最後に、ビジネス書部門。

本田流 しりあがり的 額に汗する幸福論

本田流 しりあがり的 額に汗する幸福論

滑り込みでコレ。「なまけもののあなたが……」にしようかと思ったけれど、こっちの方が響いた。今年はビジネス本やマネー本を大量に読んだ。あまり、ビジネス書でもない気はするけれど、いい本です。

漫画は今年連載が始まった漫画は読んでないので却下。

  • 今年の映画。


これはダントツで『サマーウォーズ』。まあ、今年見た映画(映画館で)は3本しか無いけれど、全部アニメ。『サマーウォーズ』、『東のエデン』、『ワンピース』。ほんとは『エヴァ破』と『ハゲタカ』も見たかったのですが、夏は忙しくて映画どころではなかったです。

サマーウォーズ [DVD]

サマーウォーズ [DVD]

  • 今年の音楽


洋楽はMIKAのWe're golden。Twitterのエピソードもあり、この曲。

邦楽は山下達郎の「僕らの夏の夢」と言いたいところではありますが、それだと「サマーウォーズ」かぶりなので。椎名林檎の「旬」にしておきたいと思います。女性ボーカルは歌詞が基本的に耳に入ってこないですが、この歌詞はすごく良かった。音も良いし。

子供ソングは「知るや君」。すごくいい。元々は島崎藤村の詩なんだけど、「シャキーン!」というこれまた面白い教育番組でメロディとイラストがついて更に素敵になっている。

ザ・ボーイ・フー・ニュー・トゥー・マッチ(初回生産限定盤)

ザ・ボーイ・フー・ニュー・トゥー・マッチ(初回生産限定盤)

三文ゴシップ

三文ゴシップ

Twitterと言いたいところだけど、ニコニコ生放送。正直、ニコニコ動画なめてた。野球をニコニコ生放送で見ると、これほど野球場にいる気分になるとは思わなかった。元々、野球場っていう場は酔っぱらいがたくさんいて、ノイズが高い場所です。だから、ごちゃごちゃぬかす奴がいても気にならない。野球のルールを全然わかっていない奴がいても、アホかとツッコミが入る。それってスゴい野球場っぽい。鉄平の弾幕とかもすごい良かった。プレミア会員にはならなかったけれど、CSはプレミアになろうかと思ったくらいだった。普通の野球中継見るより楽しい。

東のエデン 劇場版? The King of Eden

 全部書いたことが消えた。もう前書きをほとんど端折る。一言感想で言えば「TVでやれよ」。面白くないわけではなく、新たに謎が増えるので3月まで待てない。一気に劇場版で捲って欲しかっただけに残念。

 本題。僕はこのアニメはストーリーや謎云々ではなく、「日本社会」を表現する描写が面白くて観ています。このアニメを見て、いつも思い出すのは「希望は戦争」って言葉。今回の映画でも「ミサイルは落ちなかったけれど、それ以上の衝撃をこの国は受けた。けれど、閉塞感はどこかに消えた」みたいな表現があった。そして、これこそ「希望は戦争」そのものだけど、「既得権益」や「上がりを決め込んだ大人」って言葉が出てくる。「戦後からやり直す」ことで、物理的にゼロからスタートしようってことだよね*1。でも、それを滝沢が止めてしまう。滝沢は「物理的にゼロ」にしてレースをやり直すことよりも、「ニートを直列に繋いでやると結構なポテンシャルを発揮するんだ」という風に考えている。

 これは「東のエデン」のメンバーにも当てはまっていて、最初に平澤が啖呵を切った「東のエデンニートの楽園だ。ニートでない者の手は借りたくない」っていう話。「東のエデン」のメンバーもそれぞれがそれぞれにダメさ加減を抱えているが、皆を繋げてやると「東のエデンシステム」みたいな成果を出すことが出来る。問題は、ニートがそれぞれ分散してることであって、繋がれば「既得権益」を覆せるんじゃないかってことだと思う。

 で、ニートと非ニートのどちらが「人間的」であるのかって話を突きつけていて面白い。パンツ(板津)が「お前らはニート精神をする忘れるからあかんけえの」のようなことを言っていた。この前後には春日が好き勝手振る舞うニートにうんざりするシーンがあり、それを平澤が嗜めていた。僕はこの映画で一番押したい部分がココ。持たざる者が持つ者になって、「既得権益」になってしまう。そして、その「既得権益」を守るために自分たちを保守する。そんなに働いてどうするのよ?っていう問いかけがあって、うんうんと頷いていた。これは平澤が躊躇無く東のエデンシステムをダウンさせたことにも繋がる。

 消えたことで、思いつくままに書き連ねてメモ書きかチラシの裏になってしまったけれど、この国の正しさって本当に正しいのか、バカは死なないと直らないのかって、ことあるごとに突きつけられているようで面白い。

 僕は会社に捧げる人生なんてまっぴら御免だけど、自由を謳歌する勇気もないっていう中途半端な奴です。確かに、閉塞感ってのは社会人になったせいか凄まじく感じる。全く期待してなかったけれど、民主党の政権は日本を悪いように変化させているし。新興国もなんだか勢いが落ちてきたし。「円高なのに、金なくて海外行けない」みたいなことが一番象徴的なのかな。あー、この現状はどうやったら打破出来るんだろうか。

 というわけで、感想になりませんでした。実家に帰ったら小説を読もう。

小説 東のエデン (ダ・ヴィンチブックス)

小説 東のエデン (ダ・ヴィンチブックス)

若者を見殺しにする国 私を戦争に向かわせるものは何か

若者を見殺しにする国 私を戦争に向かわせるものは何か

若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)

若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)

↑「既得権益×ニート」と聴いたとき、僕は赤城さんよりも城さんが頭に浮かびます。この本も雇用の流動性を説いた本。城さんはメディアに出ると、雇用の流動性を説いています。城さんの言い分も分かるんだけど、そもそも椅子が絶対的に無いんだから、流動的になっても「椅子から椅子へ」にはならないよねって思ってしまう。うーん、ベーシックインカム?。ここら辺の話も難しくて、わかんないや。勉強しよう。

*1:そんなことが出来るかどうかは知らんけど

この年末年始にプレゼントしたい本(タイプ別)

 また、こっちのブログを放置してました。メモ書きとして残しておきたいことはたくさんあるんだけれども、文章としてまとまっていない段階で、書くのは躊躇ってしまう。それがこっちのブログの悪いところ。

 さて、「本をプレゼントするなら」というエントリ。方法としては以下のようにしてみました。

  • タイプ別に紹介。全4タイプ(本がそこそこ好きな人へ、はたらきすぎの新社会人へ、はたらきたくない新社会人へ、はたらきたくてもはたらけない人へ)
  • 本は組み合わせで紹介。一冊は今年出た本。もう一冊は縛りなしで。

タイプが偏っているのは自分が新社会人のハチロク世代だか、その周りにプレゼントするなら何かなーと考えていたので。

 まずは「本がそこそこ好きな人へ」のプレゼント。この「そこそこ」ってのがポイントで、ベストセラーの名前は頭に入ってるっていうイメージです。

1Q84 BOOK 2

1Q84 BOOK 2

えっ?て思うかもしれないけれど、『1Q84』です。でもBOOK2ね。BOOK1は123万部なのに対し、BOOK2は100万部。少なくとも23万人がBOOK2に辿り着いてない。難民が多過ぎます。まだ僕も誰とも感想を言い合ってないので、言いたいんですが。「BOOK3も出るし、早く読んだ方がいいよ」。
一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

そして、元ネタを読みましょう。僕は監視社会なんか大嫌いだ。


 次に「働きすぎの新社会人へ」。働くことはいいことですが、働きすぎるのは正常じゃないです。

怠惰を手に入れる方法

怠惰を手に入れる方法

まあ、お薬として。あんま無理しないように。
最少の時間と労力で最大の成果を出す 「仕組み」仕事術

最少の時間と労力で最大の成果を出す 「仕組み」仕事術

こっちは実用書。仕事は仕組みにすることが大切です。誰がやっても同じことが出来るように。すると、通常業務には頭を使わずに仕事が出来るようになり、イレギュラーな仕事にだけ専念出来るようになります。


 そして、「働きたくない新社会人へ」。これは自分のことだね。

なまけもののあなたがうまくいく57の法則

なまけもののあなたがうまくいく57の法則

これは今年一番のビジネス書だと思う。真新しいことは何も無いけれど、「働きたくない新社会人」にはドンピシャの内容。本当は「働きすぎの新社会人」にも読んでもらいたい。一番グッと来るのは「57 とことん怠ける日をつくる」。自分がやって大失敗したのは、「やりたくないけど無理矢理鞭打ったのに、結局やらなくて、どん底」っていうパターン。それだったらいっそ、「怠ける」と決めて何もしない。僕もどんだけ仕事が気になっても、日曜の夜までは絶対考えないようにした。すると、心に余裕が生まれたので、「働きたくない人」はこの本を是非。
はたらきたい。

はたらきたい。

そして、真逆のタイトル本。でも、この本の「グレートフリー」の章は勇気づけられる。こんな大人がいるんだと思って安心する。僕だって失職したら「グレートフリー」の仲間入り。


 んで、その関連で「働きたくても働けない人へ」。

ハタチの原点―仕事、恋愛、家族のこれから (双書Zero)

ハタチの原点―仕事、恋愛、家族のこれから (双書Zero)

色々社会に思うこともあるだろうし、もっと身近な人に思うこともあると思う。狡い人に騙されないように。この世代が日本を変化させる世代かもしれない。新卒偏重なんておかしすぎる。こんなくじ引きみたいな仕組みで、努力しろって嫌になる。なんとかして仕組みを変えれないもんか。きっとこの本は今年売れるんじゃないだろうか。仕組みを変えるまで待てずに、自分が変わった人たちの姿が描かれている。けもの道を歩く彼らはカッコいい。だけど、「自分には無理かもな」とも。でも、そういう選択があるということは知っておいてもいいんじゃないかな。


 そして、僕が今年読んだ中でプレゼントしたい本はこの本。

てるてる坊主の照子さん〈上〉 (新潮文庫)

てるてる坊主の照子さん〈上〉 (新潮文庫)

てるてる坊主の照子さん〈中〉 (新潮文庫)

てるてる坊主の照子さん〈中〉 (新潮文庫)

てるてる坊主の照子さん〈下〉 (新潮文庫)

てるてる坊主の照子さん〈下〉 (新潮文庫)

池田市を舞台にして展開される話。照子さんにモヤモヤしながらも、子供たちが可愛らしくて「いいなあ」と思って読み進めてた。本当に素敵な子供達でした。オススメ!

あじさい@新千歳空港


 更新滞っておりました。『ハタチの原点』の書評を書こうと筆を取ったまま、硬直しておりました。ワケは札幌で就活デモがあって、その話と絡めて書こうと思ったら、自分自身でも論旨がわからなくなってしまい目を背けておりました。
 
 さて、気を取り直して新カテゴリ「北海道グルメ」。ということで、北海道で入った店を記していこうと思います。北海道グルメと銘打っていますが、北海道外にチェーンがある店も取り上げますのでご了承を。


 まずは「あじさい」という超有名ラーメン店。函館麺厨房あじさい。本店は函館だと思うんだけど、空港にもラーメン共和国にもある(日記書いている時点)。「あじさい」は僕が食べた北海道のラーメン店の1位2位を争っています。争っているのは「玄咲」というラーメン店。


 この記事の写真は「味彩塩拉麺」という一番ノーマルな塩ラーメン。ほんとは臭みのある「背脂拉麺」が食べたかったんだけど、このあとフライトだったし、関西に着いてすぐ飲み会だったのでセーブした。この「あじさい」の特徴は細麺。超細麺ってわけじゃないんだけど、北海道は太麺のちぢれ麺が多い中、塩ラーメンということもあり細麺のストレート。僕は太麺が苦手で、「ラーメン櫻島」っていう店があるんだけど細麺って書いてあって期待してみたら、中太麺でどんぶりをひっくり返しそうになった。ちなみに味はおいしいです。チャーシューが脂っこくて美味い。あっ、脱線脱線。


 「あじさい」の「味彩塩拉麺」は女性でも高齢の方でも食せるようなあっさりさ。ただライスを頼みたくなる感じではないので、男性には美味いんだけど物足りなく感じるかも。そういう方は「背脂拉麺」や「もやし麺」を食べると良いかも。「背脂拉麺」はこってりで、「もやし麺」はもやしたっぷりなので、「食ったな感」があります。


 空港にも、札幌駅にもあり手軽なラーメン店。是非、ご賞味あれ。

月曜日を明るい気持ちで迎えるために〜The Average Man Keeps Walking〜

最近、マッキーがいいと思うようになった。きっかけは「あ、安部礼司」で「The Average Man Keeps Walking」が流れたから。


ここだよと手を振る代わりに
ぴかぴかに光ってみせるよ
自分磨く日々の始まりの
月曜日だと思うと待ち遠しい

確かに、マッキーは有川浩じゃないけど、「ベタアマ」。だけどひん曲がってた性格が一周して、「ベタアマ」が良いと思えるようになってきた。人生はメロドラマじゃないけれど、脳内でメロドラマにしてもいいじゃないか。そうじゃないとやってらんないし。

冬が始まるよ。北海道の冬は初めて。死なないように頑張ります。

Personal Soundtracks

Personal Soundtracks

それにしても、昨日の「あ、安部礼司」は面白かった。ディスカウントの話はいつかしたいな。

青春リアルとLife

鈴木謙介さんという方を知ったのは大学1年生の時だと思う。『カーニヴァル化する社会』を読んだのだけれど、よくわかんなかった。

カーニヴァル化する社会 (講談社現代新書)

カーニヴァル化する社会 (講談社現代新書)

それよりも20代で学者として単著を出していることに、ビビった。そんな第一印象だった僕が鈴木謙介さんを「好きだな」と思ったのは以下の本がきっかけ。

ウェブ社会の思想 〈遍在する私〉をどう生きるか (NHKブックス)

ウェブ社会の思想 〈遍在する私〉をどう生きるか (NHKブックス)

この本は「職業:学者」が書いたとは思えないくらい「感情」が籠っている。そこが好き嫌いが分かれる本だけれども、web社会に希望があるのではないかと勇気づけられた。

で、本題。土曜の22:35分からNHK教育で『青春リアル』という番組に鈴木謙介さんが出演している。この番組は『真剣10代しゃべり場』の系譜なのかもしれないが、真剣10代しゃべり場に比べたら比べ物にならないくらい面白い。余談だけれど、『真剣10代しゃべり場』を友達と皮肉りながら爆笑して見ていた下衆野郎は僕のことです。なんで、比べ物にならないくらい面白いかって言うと、出演者の「多様性」にあると思う。『真剣10代』はぶっちゃけ「厨二病」ばっかりで、見ていて痛々しかった。『青春リアル』に「厨二病」の要素がないかというと、全然そんなことはなく、満載である。けれど、「それ厨二病じゃね」みたいな突っ込みがきちんと入るのがイイ。この「多様性」のおかげで誰かの考えに共感出来る。

この『青春リアル』とコラボレーションもしたTBSラジオの『Life』。僕は『Life』が大好きなのだけれど、何故かと言えば『Life』リスナーはなかなか屈折しているからだ。現実の人間関係もこんな人ばっかりだったら楽しいだろうなあと思ってしまう。でも、たまに挿入されるインタビューに絶句してしまうほどギャップを感じるのは、『Life』という番組がすごい偏った空間だからだろうな。最近、ムサビで行われたトークイベントの模様がpodcastingで配信されているが、その様子ですら違和感がある。僕なんかは屈折してるので「個性と個体差の違いって何よ」とまず思ってしまう。

ちょっと話が逸れたので話を戻すと、『Life』のいいところは何らかの「方向性」を示してくれることだと思う。「こうすればいいんじゃね」と個性的なパーソナリティの方々がヒントをくれる。一方、『青春リアル』は「方向性」は示されない。対立する意見が平行線のまま進んでいくこともある。でも、それはそれでアリだと思う。そう思うんだけど、25分っていう時間は短すぎる。なんかもっと面白くなりそうなんだけどなあ。勿体ないなって思うのはテーマを追いかける期間が短いってことかな。2,3年追いかけて、考え方の変化だとかをまとめてくれると面白いドキュメンタリーになるんだと思う。