この年末年始にプレゼントしたい本(タイプ別)

 また、こっちのブログを放置してました。メモ書きとして残しておきたいことはたくさんあるんだけれども、文章としてまとまっていない段階で、書くのは躊躇ってしまう。それがこっちのブログの悪いところ。

 さて、「本をプレゼントするなら」というエントリ。方法としては以下のようにしてみました。

  • タイプ別に紹介。全4タイプ(本がそこそこ好きな人へ、はたらきすぎの新社会人へ、はたらきたくない新社会人へ、はたらきたくてもはたらけない人へ)
  • 本は組み合わせで紹介。一冊は今年出た本。もう一冊は縛りなしで。

タイプが偏っているのは自分が新社会人のハチロク世代だか、その周りにプレゼントするなら何かなーと考えていたので。

 まずは「本がそこそこ好きな人へ」のプレゼント。この「そこそこ」ってのがポイントで、ベストセラーの名前は頭に入ってるっていうイメージです。

1Q84 BOOK 2

1Q84 BOOK 2

えっ?て思うかもしれないけれど、『1Q84』です。でもBOOK2ね。BOOK1は123万部なのに対し、BOOK2は100万部。少なくとも23万人がBOOK2に辿り着いてない。難民が多過ぎます。まだ僕も誰とも感想を言い合ってないので、言いたいんですが。「BOOK3も出るし、早く読んだ方がいいよ」。
一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

そして、元ネタを読みましょう。僕は監視社会なんか大嫌いだ。


 次に「働きすぎの新社会人へ」。働くことはいいことですが、働きすぎるのは正常じゃないです。

怠惰を手に入れる方法

怠惰を手に入れる方法

まあ、お薬として。あんま無理しないように。
最少の時間と労力で最大の成果を出す 「仕組み」仕事術

最少の時間と労力で最大の成果を出す 「仕組み」仕事術

こっちは実用書。仕事は仕組みにすることが大切です。誰がやっても同じことが出来るように。すると、通常業務には頭を使わずに仕事が出来るようになり、イレギュラーな仕事にだけ専念出来るようになります。


 そして、「働きたくない新社会人へ」。これは自分のことだね。

なまけもののあなたがうまくいく57の法則

なまけもののあなたがうまくいく57の法則

これは今年一番のビジネス書だと思う。真新しいことは何も無いけれど、「働きたくない新社会人」にはドンピシャの内容。本当は「働きすぎの新社会人」にも読んでもらいたい。一番グッと来るのは「57 とことん怠ける日をつくる」。自分がやって大失敗したのは、「やりたくないけど無理矢理鞭打ったのに、結局やらなくて、どん底」っていうパターン。それだったらいっそ、「怠ける」と決めて何もしない。僕もどんだけ仕事が気になっても、日曜の夜までは絶対考えないようにした。すると、心に余裕が生まれたので、「働きたくない人」はこの本を是非。
はたらきたい。

はたらきたい。

そして、真逆のタイトル本。でも、この本の「グレートフリー」の章は勇気づけられる。こんな大人がいるんだと思って安心する。僕だって失職したら「グレートフリー」の仲間入り。


 んで、その関連で「働きたくても働けない人へ」。

ハタチの原点―仕事、恋愛、家族のこれから (双書Zero)

ハタチの原点―仕事、恋愛、家族のこれから (双書Zero)

色々社会に思うこともあるだろうし、もっと身近な人に思うこともあると思う。狡い人に騙されないように。この世代が日本を変化させる世代かもしれない。新卒偏重なんておかしすぎる。こんなくじ引きみたいな仕組みで、努力しろって嫌になる。なんとかして仕組みを変えれないもんか。きっとこの本は今年売れるんじゃないだろうか。仕組みを変えるまで待てずに、自分が変わった人たちの姿が描かれている。けもの道を歩く彼らはカッコいい。だけど、「自分には無理かもな」とも。でも、そういう選択があるということは知っておいてもいいんじゃないかな。


 そして、僕が今年読んだ中でプレゼントしたい本はこの本。

てるてる坊主の照子さん〈上〉 (新潮文庫)

てるてる坊主の照子さん〈上〉 (新潮文庫)

てるてる坊主の照子さん〈中〉 (新潮文庫)

てるてる坊主の照子さん〈中〉 (新潮文庫)

てるてる坊主の照子さん〈下〉 (新潮文庫)

てるてる坊主の照子さん〈下〉 (新潮文庫)

池田市を舞台にして展開される話。照子さんにモヤモヤしながらも、子供たちが可愛らしくて「いいなあ」と思って読み進めてた。本当に素敵な子供達でした。オススメ!